ジュニアの生徒さんには、テストシーズンになると楽典指導を強化しています。
長くピアノを習っていたら、学校の音楽のテストも高得点を取りたいですよね!
ところが、ピアノは弾けても基本的なところを忘れてたりするものです。
音部記号(ト音記号 ヘ音記号など)の書き方はその代表。あまりに小さいときに習ったから、意味は分かっていても書き方を忘れてしまった人が結構いますよ。
テストでは、五線上の適切な場所に正確に書けているか、先生はシビアに見ています。
動画で、ちょっと復習しておきましょう。
ト音記号の書き方【意外と知らない】
書き始めの場所が大事です!五線譜上でどう書くか、動画で確認してくださいね。

もう一度見たいときは、1:38のところから再生してみて!
ついでに、ト音記号を使って鍵盤中央の「ドレミファソラシド」の音符を書いてみましょう。
スライド下部の三つ点を押し、「ペンをオン」にすると画面に書き込みができますよ。
また、画面をクリック(タップ)すると答えがでてきます。
鍵盤中央の「ソ」の音は、日本音名で「ト」(一点ト)といいます。
ちなみに、「ドレミファソラシ」という呼び方は、イタリア音名です。
ト音記号は「ト」の場所を指定する記号なので、「ト」の場所から、つまり第2線の少し下から書き始めるんですね。

納得!
ヘ音記号の書き方【意外と知らない】
ヘ音記号は、簡単なようで間違いが多いので要注意。
書き始めの位置、二つの点の場所、しっかり覚えましょう。
五線譜上でどう書くか、動画で確認してください。

もう一度見たいときは、3:26のところから再生してみて!
鍵盤中央の「ド」より5度下の「ファ」の音は、日本音名で「ヘ」といいます。
へ音記号は、「へ」の場所を指定する記号なので、「へ」の場所から、つまり第4線のから書き始めます。二つの点も、第4線をはさむように書きます。
今度は、へ音記号を使って「ドレミファソラシド」の音符を書きましょう。鍵盤中央のドで終わるようにします。
画面をクリック(タップ)すると答えがでてきます。
ハ音記号の書き方【知っておこう!】

▼「ハ音記号」を知っていますか?

ピアノの楽譜ではほとんど見かけませんが、ヴィオラ(ヴァイオリンに似た弦楽器)など、中音域の楽器で使われることがあります。オーケストラのスコア(総譜)を読む時には、ハ音記号についても理解しておかなくてはなりません。
ハ音記号の書き方を、動画で見てみましょう!

もう一度見たいときは、5:35のところから再生してみて!
鍵盤中央の「ド」のことを、日本音名で「ハ」(一点ハ)といいます。
ハ音記号は「ハ」の場所を指定する記号なので、ハ音記号の中心部に当たる線上に「ハ」音がくるようにします(たいていは、第3線上)。
このあたりは、▲上の動画の続きで詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ見てください!
3つの音部記号【ト音・ヘ音・ハ音記号】 まとめ
ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号を合わせて「音部記号」と言います。
ト音記号は高音域、ヘ音記号は低音域、ハ音記号は中音域の音符を記していくのに適しています。
3つの音部記号についてもっと詳しく知りたい、がっつり勉強してみたい方は、ぜひ下の動画をフルで見てください。楽譜への理解が深まること間違いなし!
☆この動画の内容はこちらです。目次を参考に、好きなところから見ることもできます。
▼目次
0:00 はじめに
0:22 この動画で学べること
1:06 音部記号について
1:38 ト音記号の書き方(五線上に実演)
2:38 ト音記号について(深掘り解説)
3:26 ヘ音記号の書き方(五線上に実演)
4:04 ヘ音記号について(深掘り解説)
5:35 ハ音記号の書き方(五線上に実演)
6:25 ハ音記号について(深掘り解説)
7:28 まとめ
変化記号(#・♭・♮)も確認しておきましょう
変化記号も理解するだけでなく、書けるようにしておきましょう。
レッスン時に抜き打ちでテストしてみると、いろんな答えが返ってきてなかなか楽しいです。
♭が英語の「d」や「b」(似ていますがダメ)になっていたり、ナチュラルを「ナショナル」と答えたり。レッスン時にはたくさん間違えて覚えていってください。学校のテストでは正答を!!