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ピアノ奏法 Tips【上達のヒントとお悩み解決!】

【ジャズの練習にも!】ハノンピアノ教本 有効な使い方 

ハノンピアノ教本を使って、気軽にジャズのリズムトレーニングをしてみましょう!
クラシックしか弾いたことがない方も、気分転換にお試しあれ!

ハノンピアノ教本で、気軽にジャズピアノトレーニング!

そねた
そねた

まずは、用意するものから!

準備するもの ハノンピアノ教本・メトロノーム

持っていない方は、さっそく準備しましょう!どちらもピアノ練習の必需品です。

メトロノームは、昔からあるゼンマイ式がおすすめです。振り子の動きが、拍を点でなく、立体的にとらえられる気がします。

準備が出来たら、さっそくスタート!

まずは楽譜通りに弾いてみよう!

おなじみの第1部、第1番(最初のページ)を使って、まずは指慣らしを。
音声の演奏は、メトロノームを =100に合わせていますが、自分の弾きやすいテンポでOK。

【超重要】スウィングのリズムは2拍目と4拍目で落ち着く!

ここからは16分音符→8分音符 2/4拍子→4/4拍子に変更して練習します。

さあ、ここからが本番です。ハノンを使って、ジャズの代表的なリズムである<スウィング>のフィーリングをつかみましょう。

上の譜例1をご覧ください。ハノンでは16分音符になっていたものを8分音符で弾きます。

さらに、スィングする曲では8分音符の連続を下のように弾きます。

        ドゥーダ

このリズムをわかりやすく言葉でたとえると、<ドゥーダ>。
<ドゥー>は表拍、<ダ>は裏拍と言います。表拍を長め(重めに)にひっぱり、裏拍にアクセントをつけて軽くあてるようにする。なかなか、最初は難しいですよ。

少し練習したら、メトロノームを使ってみましょう。最初の指慣らしでやったテンポの半分の数字に設定します。私は、 =100でしたので、今度は =50にします。

そして、メトロノームは2拍目と4拍目に鳴るように弾いてみましょう!あわてて入らず、しばらくメトロノーム音を聴きながら、体で2・4拍目を感じられるようにし(足でビートをとっても良い)、心の準備が出来たらスタート!

2・4拍にハイハット音 

どうでしょうか?慣れないうちはちょっと大変かもしれませんが、2・4拍目を自然に感じ取れるようになるまで頑張りましょう!

裏拍にアクセントをつけ、次の表拍でねばる!

2・4拍目が自然に感じ取れるように鳴ったら次のステップです。

今度は、先ほど説明した<ドゥーダ>の<ダ>の部分、つまり裏拍でメトロノームが鳴るようにします。そうすると、自然に裏拍にアクセントが付き、次の表拍を引き寄せるようなスピード感がでます。

        ドゥーダ

<ダ>にアクセント!
次の<ドゥー>でひっぱる!

音声で聴いてください。メトロノームは =100に戻します。(ハイハット音)

ところで、表拍をどれくらいひっぱるかは、テンポによって、曲によって、奏者のスタイルによって変わります。当然、速度が上がると表拍と裏拍は限りなくイーブンに近づいていくわけです(ひっぱる余地がなくなる)。それでも、裏拍は意識できているのですね。

ご参考までに、 =130と =160の音声を付けておきます。

メトロノームは130(ハイハット音)

メトロノームは160(クリック音)

まとめ 最後は楽しんで【ハノンでiReal Proセッション!】

いかがでしたか?「ハノンつまらない」「全然使っていない」という方も、ちょっと使い方を工夫すると面白く練習できますよ。

さいごに、ベース・ドラム付きで練習してみましょう(iReal Proというアプリですが)。
今度は、メトロノームではなくドラムを聴きながら2・4拍を感じ取りましょう。また、表拍はベースがしっかりとってくれていますから、ピアノはそれをしっかり感じながら裏拍にアクセントをつけましょう。まずは、音声を聴いてください。

アップテンポです!  =200にしてみました。次は、カラオケを付けておきますので、あなたも音声にあわせてチャレンジしてみてください。

それでは、カウント8つ聴いてスタート!!

そねた
そねた

楽しく練習しようね! それではまた!